おはようございます。
いきなりですが、みなさん、会社の会議室を思い浮かべてください。
そこにある、机の上の資料は散らばり、コーヒーがこぼれています。1時間後に大事なお客様を招いてその会議室で打ち合わせを実施する予定です。
みなさんはどのような行動を取りますでしょうか。
まず、コーヒーを雑巾で拭くかた、そして資料を整理するかたがいるかと思います。気の利く方は、コーヒーの香りが残っているかもしれないから、空気の入れ替えをするかもしれません。そして椅子の乱れを直すこともするでしょう。
でもこれで十分でしょうか。
実は大事なお客様との打ち合わせをするためにあるべき会議室の想像ができる人とそうでない人でこの行動に大きな差が生まれます。
先ほど具体的に思い浮かぶ対応を記述しましたが、それで十分でしょうか。会議室は準備できたのでしょうか。
あるべき会議室とそれのためにする行動をどれだけ取れるかが、重要になります。目の前の乱れを無くす。これは絶対に必要なことです。次にするのは、会議室の定義です。ホワイトボー
ドはあるのか、ホワイトボードのペンにインクは十分にあるのか、椅子の数は足りるのか、1時間以内で何をすれば良いのか。それを考え行動することが求められます。
飲み会を例にすると、目の前の方の飲み物がなくなっている。メニューを差し出し、店員さんを呼び出し、注文までする。これは誰にでもできる行為です。しかしながら、その人の心情面、飲み物はいらないだったり、帰らなければいけないだったり、それをどれだけ膨らませられるか、その中で、その方が飲み物を頼みたいけど、頼みにくい状況を察したのであれば、先ほどの行動をする。ということが大事なのだと思います。
みなさんもあるべき姿を思い浮かべた行動、それが相手にも喜ばれ、自分も嬉しい状況になるのではないかと思います。
会議室はいいけど、人に対しては・・・と思われた方がいるかと思います。あるべき姿を想像するのは会議室のが簡単で、人は難しいです。なので、少しづつでもコミュニケーションを取ること、相手と信頼関係を気づきましょう。
日々勉強、目の前のゴミを片付ける能力は誰にもある。これはこれで喜ばれるが、何か足りないな。と思われている方。あるべき姿を思い浮かべて、行動してみる。それがハズレだったとしも、例えばホワイトボードではなく、黒板を設置したとしても、それは他者にとって、考えて行動したのだという評価につながります。なぜかというと手段が違うだけで、目的は達成できるからです。是非みなさん、今の行動が何のための行動か俯瞰してみることで、それが妥当なのか見えるかと思います。迷ったらこれでいいかな。と周りの意見を聞いてもいいと思います。きっとホワイトボードを提案してくる人がいるかと思います。前提として黒板を思い浮かべられるかは訓練だと思います。
